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昭和30年代採掘状況 |
昭和30年代の出荷(貨車への)状態 |
中野白土の地域は福島盆地の北西縁部に位置しており、西方の奧羽山脈背梁に源を発して東流し、瀬上町付近で阿武隈川に注ぐ小川、及び赤川両水系の間に挟まれた部分で、第三世紀の堆積岩、及び少量の噴出岩と洪積層からなっている。
最高標高346m、一般に200m〜300mの緩慢な丘陵性の地形を示している。
● 隣接する桃畑より採砿場を望む
● 最近出てきた昭和初期の坑道跡
大部分火山性珪酸ガラスからなる凝灰岩層で、広範囲に分布しており、現在の採掘白土層は主として角礫浮石質凝灰岩と白色凝灰岩の中に狭有されている。
白土の埋蔵量は莫大であるが、当社が権利を有している部分は面積で1平方キロメートル・砿量で約2,000万トンである。
白色の緻密・軟質・塊状で、不純物を含まない100ミクロン以下の均質、微細な砿石である。
顕微鏡及びX線回折より見れば数ミクロンないし数十ミクロン程度の不定型な玻璃の集合体で、アルミナ・アルカリ・水を含んだ非晶質の珪酸ガラスの微粉末である。
● 原鉱写真